日本物理学会若手奨励賞領域11内規
改定日 2007年9月22日
(1)対象:学術誌への原著論文を対象にする。論文は申請者の関わった一連の研究に関するものであり、複数論文でもよい。雑誌の種類、言語は問わないが、国際的に定評のある雑誌に第一著者の論文が少なくとも1編あること。ただし、関連した研究内容が日本物理学会の当該領域で登壇者として発表されていることが条件である。
(2)資格:日本物理学会会員であり、原則として受賞年度の3月31日現在において37歳以下であること。ただし、平成20年度までの2年間は39歳以下とする。なお、出産、育児休暇により研究を中断したなどの事情がある場合は、年齢制限を「39歳以下」まで緩和することができる。また同一人による領域11推薦の奨励賞の受賞は1回限りとする。
(3)応募方法:申請は自薦または推薦による。必要書類は、(a)自己の研究のアピールとその研究内容についての問い合わせのできる方2-3名と連絡先を明記した自薦書、(b) 履歴書、(c)3編以内の論文のリスト(複数の著者の場合は申請者の貢献度を明らかにする文書と他の著者の承諾書を添付)、該当論文のコピー、学会発表の概要のコピーを、物理学会誌の募集要綱に記載された提出期限までに、領域11代表に電子メイル(pdf)または郵送にて送付すること。
(4)選考方法:選考は審査委員会が原則としてメイル上で行う。審査委員会は、世話人、代表、副代表が推薦した方の中から、分野、研究機関、地域が偏らないように選ばれた9人で構成する。同時に委員長も選任する。任期は3年とし、毎年3人が交代する。審査委員は奨励賞の資格がない人でなければならない。審査員は物理学会に届けて承認を受けるが、名前は公表しない。
(5)審査結果の報告:審査委員長は審査結果と簡単な審査経過の報告を領域11のWEB上に掲載する。
(6)義務:奨励賞を受けた人は受賞講演を行う。
(7)規則の改訂:代表、副代表、世話人の発議により、いつでも規定の改訂を始めることが出来る。なお改訂内容は代表、副代表、世話人の過半数の賛成で成立する。
補足説明- 年齢制限「受賞年度の3月31日まで」は、例えば、H20年の受賞対象者はH21年3月31日までの年齢とする。
- 貢献度(アイデア、実行、考察、論文作成などに対する本人の役割・貢献度)について、各々の論 文について自己の貢献部分を論文リスト中に記載すること。