2025年春季大会 領域11インフォーマルミーティング(IM) 議事録 日時:2025年3月19日(水)18:00?19:30 場所:オンライン 代表:樺島 副代表:郡 議事進行:白坂 議事録:濱崎 議事内容: 1【定例】次期領域代表・副代表の選定(審議) ・次期(任期:2025年4月〜2026年3月)領域代表:郡宏先生(東大)、領域副代表:半場藤弘先生(東大)が着任されるとの報告があった。 ・郡宏先生と半場先生からご挨拶があった。 ・樺島先生から退任のご挨拶があった。 2【定例】新運営委員の紹介(報告) ・新運営委員(任期:2025年4月?2026年3月)[前回IMで承認済み]:花井亮(東京科学大)、見波将(京大)、金川哲也(筑波大)、小澤歩(海洋機構)の紹介がなされた。 ・見波先生、小澤先生、金川先生からご挨拶があった。 3【定例】次期運営委員の選定(審議) ・次期運営委員(任期:2025年10月?2026年9月):上田仁彦(山口大)、平良敬乃(九大)、菊池 脩太(慶應大)、横田宏(都立大)が承認された。 ・菊池先生、横田先生、平良先生からご挨拶があった。 ・羽田野直道先生より担当キーワードについてのご質問があった。 4【定例】プログラム編成作業について(報告・議論) a. 領域11の基本データについて(報告) ・過去最低レベル(講演数233件(口頭:199件、ポスター:34件))の申し込み件数であった。毎回、オンライン開催では少ない傾向にある。 ・講演概要集提出率は若干上がったが、依然高くはないとのことであった b. 合同セッションについて(報告) ・合同セッションに関して報告がなされた ・領域12と11は交互に生物合同の主領域を受け持っていたが、領域12が二連続で主領域を担当した(前回の大会では領域11が担当するはずだったが、事情により領域12が担当した)。 秋は領域11、春は領域12というのが通例のローテーションなので、このまま通例のローテーションに戻るのかもしれないが、領域11が埋め合わせとして主領域を連続で担当する可能性もあるかもしれないという意見が出た。 [追記]もちろん委員は交代するので、そのような話にはならないと思われるものの、念の為に次回生物合同を担当する小澤さんには一応把握しておいてほしい話題であると、白坂さんからご意見があった。 c.実際のスケジュールについて(報告) スライドによる簡単な報告がなされた。 d. 領域11の学生賞について 今回のプログラム編成で混乱のあったいくつかの点について議論がなされた。 ・学生賞の対象者がわかりづらく、プログラム編成時に混乱があったという報告があった。これは、領域代表から提示される正しい対象者のリストと、学会側から送られる講演データ(実際の対象者かどうかに関わらず、申込者が丸をつける)による誤ったリストがあるためである。領域代表側から提示されるリストを参照するべきであることを、領域代表側、運営委員側のプログラム編成の引き継ぎ資料に残す必要があるとの議論がなされた。 ・複数登壇者がそのすべてで学生賞発表を希望し、対応に混乱が出たという報告があった。これは、学生賞発表のアナウンスの際に「複数登壇の場合は対象の発表を一つだけ選ぶ」ことを周知するほか、応募対象が一件のみであることを学生賞の内規に明記する案が出された。 この学生賞の内規の変更は、次回のIMで審議されることとなった。 関連する話題として、他領域との発表賞の複数受賞は(少なくとも領域11内では)問題としないことが確認された。 ・合同セッションを組む際、他の副領域の学生賞希望の方を主領域に回して良いかで混乱があったという報告があった。すなわち、主領域である領域11に回してしまうと、副領域で学生発表賞の応募資格がなくなってしまうためである。一方、これは副領域の問題であり、ある程度は仕方がないため、こちらはケアしなくて良いというのではないかという議論に至った。 [追記:IMの後に、樺島先生より、相手方領域の領域代表に対策を講じてほしい旨メールを書いていただけることとなった] e. ポスターセッションの合同領域の扱いについて 主・副領域を気にしなくていいということをはっきりして欲しいという議論があった。これは運営委員のプログラム編成の引き継ぎ資料に残すことになった。 f. 最終日午後と初日午前は二大会連続となるのを避けるというルール オンライン大会が挟まる場合には、考慮しなくて良いということを明記したらどうかという議論があった(実際、今回は考慮しなかった)。オンサイト大会に関し連続で避けるという議論も出たが、プログラム編成の負担も考え、現行の開催方式が続く限りこのルールを撤廃しても良い(引き継ぎ資料)という議論となった。 g. ポスターセッションとセッション(例えば電子系)が二大会連続で被らないようにしてほしいという意見 このような意見があったという報告がなされた。そこで、次回のプログラム編成では、可能なら避けるものの、調整が大変であった場合には再度検討し、見直すという方針が上がった。引き継ぎ資料にもそのように(再検討についても触れつつ)書くことが決まった。 5.若手奨励賞内規の修正について(審議) ・現行の内規の曖昧さを減らすため、三点に関する修正案の報告があった。結果、修正が行われることが承認された。 6. 計算物理領域との合同領域との希望の有無(審議) 「高性能計算」「計算アルゴリズム」「データ駆動科学」の三つの領域に対し、合同領域を希望するかということに関する審議が行われた。 ・樺島先生よりご説明があった。 合同領域はバッティングルールを考慮しないので、パラレルな似たセッションが走る懸念点はあるものの、合同セッションにすれば(若手奨励賞等で必要な)領域11の講演数が減ることにならないというメリットもあるという説明があった。 まずはやってみないとわからないかもしれないので、試行的にやるのはどうかという議論があった。 ・複数登壇の場合にパラレルセッションがあるのは大丈夫かという意見も出たが、当面は年次大会なので、複数登壇は基本的に生じないという説明があった。シンポジウムに関しては例外だが、基本的には計算物理領域側にプログラム編成をお任せするため、領域11の負担は増えないということであった。ただし、毎回、このこと(計算物理領域にお任せすること)を確認すべきであるという意見が出た。 ・以上の議論を踏まえ、三つすべての合同希望(1)を選択することが承認された。 7. オンライン大会でのポスターセッションのあり方について(議論) ・アンケートの結果、ポスターに変わるオンライン特化の講演方式があると良いという意見が多数を占めたという報告があった。その具体案は「ショートプレゼンテーション+ブレイクアウトルーム」や「ショート動画の事前投稿(+コメント欄での質疑)」が挙げられているという報告もあった。 ただし、今回は具体的な案の検討は行わなれかった。 8. 同時翻訳字幕機能の導入について(議論) ・導入についてのアンケートに関する報告があった。本機能に関する感想は特に出なかった。 9. 学会発表スライドの英語化の推奨について(議論、審議) ・羽田野直道先生からご提案があった。 わざわざ学会発表に行っても発表がわからない外国人が少なからずおり、英語スライドならまだわかったであろうという意見が出された。 こうしたスライドの英語化は物理学会全体でも推奨はしているが、進んでいないということであった。 学会では国際化を推進しているので、領域11からボトムアップとして率先するのはどうかというご提案であった。 ・樺島先生より、強制はできないだろうが、MLなどで推奨することはできるため、呼びかけを行うという案が出された。 ・郡先生も賛成で、半年に一度周知することで効果があるという確認がなされた。 ・反対意見がなかったため、今回のIMで審議され、承認されることとなった。ただし、強制力があるわけではないので、そこまでフォーマルに考えなくても良いという解釈もできる、とのことであった。 ・なお、半場先生から概要の英語化についてのご質問があったが、前回のIMで議論がなされたことが説明された。 10.【定例】次回物理学会でのシンポジウム提案について ・特に提案は出なかった。 11. 80周年記念国際シンポジウムに関して(報告) 80周年9/13に国際シンポジウムを開催し、大会期間中にサテライトセッションを行うことが報告された。 12. キーワード「流体」の追加について(議論) (石本さんによるご提案) ・半場先生、郡先生からも賛成のご意見があった [追記]反対意見が出ていなかったため、12を審議扱いとし、キーワード追加を承認扱いとした。 13. その他 ・運営委員の担当引き継ぎ(現運営委員のみ) 新運営委員をSlackで招待する(山口さん担当)。 幹事:白坂→太田 広報(会場補佐):濱崎→関 会場:石本→境 WEB:山口→多賀